久留米の冬、深まる寒さと乾燥に。「免疫力を守る住まい」という選択肢。

なぜ、高性能な家は「予防医療」につながるのか。

 

冬、インフルエンザ、学級閉鎖、久留米市、対策

 

ここ数日で、久留米の空気は一変しましたね。
朝、玄関のドアを開けた瞬間に感じる
凜とした、けれど身を切るような冷気。
筑後川の川面を渡る冷気を含んだ風が
本格的な冬の到来を告げています。

 

ニュースでは、福岡県内で
インフルエンザの流行が報じられ
ここ久留米市内の小学校でも
学級閉鎖の連絡が届き始めています。
福岡県の感染症情報では
11月第2週のインフルエンザ患者数が
1医療機関あたり12.8人と「注意報」の基準を
超えたことが公表されています。
例年よりも早いタイミングでの注意報。
「うちの子の学校が学級閉鎖になっている」
職場でそんな会話をされてませんか?
学校での集団生活では感染力が強い
インフルエンザが広がりやすい環境です。
急な学級閉鎖となると
低学年のお子さんとなると
一人で家に置いておくわけにもいきません。
在宅勤務に切り替えたり
実家のご両親にお願いしたり
職場に頭を下げて休みをもらったり…。
ご家庭ごとに事情は違っても
「誰が子どもを見るのか」という問題は
毎回、綱渡りのようなやりくりになります。
「兄弟にうつさないように」
「祖父母にだけは絶対うつしたくない」
そう思うと家の中での
“過ごし方”や“空気環境”まで
気になってくるのではないでしょうか。
・できるだけ別の部屋で休ませたい
・でもその部屋が一番寒い…
・暖房をつけると今度は乾燥がひどい
熱のある子どもが長時間過ごす部屋が
いちばん底冷えしている。。。
冬の家ではそんな矛盾が起こりがちです。
そしてこの矛盾こそが
インフルエンザや体調不良が長引いてしまう
負の連鎖に繋がってしまうかもしれません。

 

私たち梅原建設は、60年以上にわたり
この筑後の地で家づくりを続けてきました。
だからこそ肌感覚でわかります。
「久留米の冬は、油断すると身体に障る」と。

 

今回は、急激な冷え込みと真冬の訪れ
乾燥が続く今だからこそ考えたい
「家族の健康を守るための住まいの性能」
について、少し専門的な視点も交えながら
お話ししたいと思います。

 

ウイルスが好む「低温乾燥」と、久留米の気候特性

 

久留米市、インフルエンザ、学級閉鎖

 

なぜ、冬になるとインフルエンザや風邪が
流行するのでしょうか。
これには明確な理由があります。

 

ひとつは、ウイルスの生存率です。
インフルエンザウイルスは
気温が低く、湿度が低い環境を好みます。
特に湿度が40%を切ると
空気中での浮遊時間が長くなり
感染リスクが跳ね上がります。

 

もうひとつは
私たちの身体の防御機能の低下です。
喉や鼻の粘膜には、異物を排出する
「線毛」という機能がありますが
寒さと乾燥によって
この働きが弱まってしまいます。

 

久留米市は内陸の盆地気候に
近い特性を持っています。
昼間は暖かくても、夜間は熱が空へ逃げていく
「放射冷却」により、底冷えします。
この急激な寒暖差こそが、自律神経を乱し
免疫力を下げる大敵なのです。

 

「家の中にいるのに、足元が寒い」
「暖房をつけているのに、顔ばかり熱くなる」

 

もし今、ご自宅でそう感じているならば
家の“粗”が、今年の寒さによって
浮かび上がってきたサインかもしれません。

 

「断熱等級6」でつくる、ウイルスが苦手な空気環境

 

世界の健康基準では
冬場の室温は「18℃以上」が
推奨されていることをご存じでしょうか?

 

冬の室温と健康リスクの関係図。室温が18℃未満になると呼吸器系疾患やヒートショック、高血圧のリスクが高まることを示す温度計のグラフ。WHO推奨温度は21℃以上。

 

ご覧の通り、室温が18℃を下回ると
呼吸器系や循環器系の
リスクが高まり始めます。
だからこそ、家の中を「寒くしないこと」
立派な健康管理なのです。

 

私たち梅原建設が建てた「あまやどりの家」
をはじめとする注文住宅は
断熱等級6以上の高断熱と
気密検査を伴う高気密を基本としています。
これは単なる数値のスペック競争ではなく
「家そのものを巨大な魔法瓶にする」
ことと同義です。
これは、ヒートショック対策だけでなく、
体へのストレスを減らし
結果的に免疫力を守ることにもつながります。

 

高い断熱性能と、職人の手仕事による徹底した
気密施工(全棟気密検査実施)によって
外の冷気を室内に入れ込まず
一度温めた空気を外に逃しません。
その結果、何が起きるか…

 

<部屋ごとの温度差がなくなる>
リビングから脱衣所、トイレに至るまで
温度が一定に保たれます。
これにより、冬場の事故で多い
「ヒートショック」のリスクを減らします。
<適切な湿度コントロール>
過剰な暖房運転が必要ないため
エアコンによる乾燥を防ぎやすくなります。
適切な加湿を行えば
ウイルスが生存しにくい「湿度50〜60%」を
キープしやすくなります。

 

子供が熱を出さずに元気に
学校へ行ってくれることほど
親にとってありがたいことはありません。
高性能な住宅は
毎日の手洗い・うがいと同じくらい
いやそれ以上に強力な
「予防医療」になり得るのです。

 

霜が降りる朝のストレスをなくす「放射冷却」対策

 

住まいの性能は
建物の中だけではありません。
これからの季節
久留米の朝の通勤・通学で悩まされるのが
「車のフロントガラスの凍結」です。

 

忙しい朝、なかなか取れない氷を
お湯をかけたり(ガラスが割れるのでNGです)
解氷スプレーを使ったりと
時間を取られるのは大きなストレスですよね。

 

ここでも、物理の法則が役立ちます。
フロントガラスが凍るのは
空気が冷たいからだけではなく
地上の熱が宇宙空間へ逃げていく
「放射冷却」によって
ガラスの表面温度が急激に下がるからです。

 

この対策として有効なのが
カーポートの設置です。
屋根があるだけで、空へ逃げる熱を遮り
雲と同じ役割を果たしてくれます。
結果、ガラスの表面温度の低下を防ぎ
霜が降りにくくなるのです。

 

梅原建設では、建物の設計だけでなく
こうした外構計画(エクステリア)も含めて
「冬の朝、ストレスなく出発できる環境」を
ご提案しています。
これもまた、忙しいビジネスパーソンや
子育て世代への、私たちなりの
「思いやり」の形です。

 

寒さは「我慢」するものではなく「解決」するもの

 

「古い家だから寒いのは仕方がない」
そう諦めていませんか?

 

今あるお住まいでも
適切な断熱リノベーションを行うことで
驚くほど快適な空間に
生まれ変わらせることができます。
壁や床、天井を剥がして断熱材を入れ直す
大規模なものから、断熱対応の窓や玄関に
取り替えるなど、解決策は多岐にわたります。

 

特に窓は「熱の出入り口」。
高断熱化の窓に強化するだけで
暖房効率が上がり結露が減り
カビやダニの発生も抑制できます。
結果として、アレルギーや呼吸器系の
健康維持にもつながるのです。
玄関ドアの高断熱化も効果的です。

 

「あまやどりの家」で感じる、春のような冬

 

梅原建設のコンセプトハウスであり
「あまやどりの家」に一歩足を踏み入れると
皆様安定した室温と空気に驚かれます。
暖房がガンガン効いているわけではないのに
冬はふんわりと柔らかい暖かさに包まれ
夏場は涼しい室温となるからです。

 

久留米市、高断熱、高気密

 

床材の温もりや暖かさを感じる照明計画
そして何より、外気の影響を受けない
強固な断熱性能と高気密のつくり。
外では木枯らしが吹いていても
家の中はまるで小春日和のような
空気間を感じられます。

 

これからの数ヶ月、久留米の冬は
さらに厳しさを増します。
現在の住まいの寒さを実感することと
インフルエンザや感染症への不安が
高まる今だからこそ
「家が家族の健康を守るシェルターになる」
という考え方を持ってみませんか?

 

「今の家が寒くて辛い」
「結露がひどくて掃除が大変」
「子供や両親の体調管理が心配」

 

そんなお悩みがあれば、ぜひ一度
梅原建設へご相談ください。
新築はもちろん、今の暮らしを
劇的に変えるリノベーションや
住まいの寒さ対策まで。
災害級の猛暑となる久留米の夏場にも
活用できる高性能住宅。
久留米の気候を知り尽くした私たちが
あなたとご家族の「安心」を
つくるお手伝いをさせていただきます。

 

これからますます気温が下がる
真冬のシーズンに突入します。
どうぞ、風邪など召されませぬよう
ご自愛ください。

 

 


 

 

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お問合せ先:梅原建設株式会社
TEL:0942-33-3156
梅原建設株式会社,久留米市,連絡先,電話,問い合わせ


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