暑さに注意！久留米市で観測史上最高気温を記録

【速報】
福岡管区気象台によりますと、8月5日午後１時４２分に
久留米市で福岡県内観測史上最高となる
気温３９．５℃を記録しました。

このところ、全国的に厳しい暑さが続いていますが
なんと久留米市では8月5日に
観測史上最高の気温39.5℃が記録されました。
これは福岡県内でも前例のない高温です。
また、39.5℃の気温は8月5日では
全国で一番暑い気温だったとのことです。
久留米市の観測史上3位と4位は
今年の8月3日（38.9℃）が3位で
4位は8月4日（38.7℃）となっており
1～4位の内3つを今月だけで更新しています。
何故、ここまで久留米市は暑いのか
久留米市の立地、地理的環境が大きく影響します。
四方を山に囲まれた盆地では
空気が停滞して気温が上昇しやすく
その代表的な地域は飯塚市や大分県日田市など
最高気温が高い地域も盆地特有の地形によるものです。
一方で、久留米市は筑後平野の約30キロ先に
有明海が広がり、盆地とは異なりますが
有明海からの海風が吹き込まないことが原因とされます。
通常、海からの冷たい風は
温められた陸地の空気を押し上げ
冷気が入り込むことで「対流」が生まれ
気温が急激に上昇するのを防ぎます。
しかし、有明海は浅く狭いため、海水温が上がりやすく
陸地との気温差が小さいため海風が吹きにくくなります。
その結果、陸地の気温が上がりやすくなるのです。
また、久留米市は都市化が進んでおり
コンクリートやアスファルトが多く
「ヒートアイランド現象」によって
さらに気温が上昇します。
エアコンの排気熱などで夜間も気温が下がりにくく
さらに東側の耳納連山や北側の脊振山系
朝倉市方面の山々が冷たい風の流れを妨げていることも
暑さを増す原因の一つとされています。

このような連日の高温状態が続くと
今年も観測史上最高気温を更新することも考えられますし
来年も、今年以上の気温となり
更にその翌年も、毎年気温が上がり
毎年最高気温が更新し続けるかもしれません。
日本の平均気温は100年間で
1.19℃上昇したと言われています。
1℃の上昇だとあまり大きな影響はないような気がしますが
日本だけでなく地球全体で大きな影響があります。
生態系への影響や、農業や漁業への影響があり
大雨、洪水などのリスクが高まります。
それにより経済的に打撃を受ける場合もありますし
生活環境の変化が発生するケースもあります。
日本だけでなく地球規模で異常気象が報告されており
景色も暮らしかたも変化していくことが予想されます。
最近では日傘を差す方の姿を多くみることになりましたし
子供が外で遊んではいけないと警告されています。
また、気温が高い場合は屋外でのプールの授業も
中止になるようで、昔と考え方が違うことが分かります。
安全で快適な自宅の高温対策、熱中症対策は
今後も上がり続ける気温に備えた住宅が急務と言えます。

前回のブログ「久留米市でも猛暑日！熱中症予防の重要性」
では、熱中症警戒アラートと熱中症について解説しました。

久留米市は全国でも有数の高温地帯となりました。
熱中症のリスクが高まる中、熱中症の発生場所が
住宅内の割合が高いと言う事実から
永く久留米の地で建設業を営む梅原建設としては
住宅会社として高い気温の中でも快適に過ごせる住まいを
少しでも多く建てる必要があると考えています。
高い気温と熱中症の危険性を知ってもらい
どうすれば快適な住まいになるのか発信し続けます。

高温対策や熱中症対策は新築住宅だけでなく
リフォームやリノベーションでも対応が可能です。
当社梅原建設では、こうした異常気象に対応するための
住宅リフォームや断熱性能の向上をご提案しております。
断熱リフォームを施すことで室内の温度を
一定に保ちやすくなりエアコンの効率も向上します。
窓は家の中で最も外気の影響を受けやすい場所です。
窓の断熱性能を上げることで、夏は涼しく
冬は暖かい快適な住環境を実現できます。
これは、窓の断熱性が高いほど
外の熱が入りにくく室内の温度が安定するためです。
夏場の暑い熱は窓や玄関などの開口部から
ほとんど入ってくることが分かっています。