久留米市で災害時に安心な家づくり:スーパーウォール工法
今年の正月に能登半島を襲った大地震により
299名の命が失われ、多くの方が犠牲となりました。
犠牲者の中には地震時の揺れや
倒壊などの被害によって亡くなられた方たちだけでなく
災害関連死と言われる避難生活などの中で
亡くなられた方も含まれています。
今回の地震でも多くの住宅が倒壊し
いまだに復旧が進んでいない地域が存在します。
半年が経過しれもなお、仮設住宅での生活を
余儀なくされている方々も少なくありません。
災害関連死の実態
避難所や仮設住宅での長期生活で
災害関連死により亡くなられる方もいます。
災害関連死とは、災害そのもので命を落とすのではなく
災害が引き起こす間接的な要因で亡くなるケースです。
例えば、長期にわたる避難生活で健康が悪化したり
精神的ショックが原因で体調を崩される方もいます。
さらに避難生活の長期化により、エコノミークラス症候群や
栄養不足、ストレスによる体調不良などの
健康被害が発生するケースがあるようです。
特に、水回り環境が不十分な場合
共同トイレを避けるために水分摂取を控える人が増え
これが原因で脱水症状や免疫力の低下を引き起こし
体調不良や精神的ストレスの原因となります。
現に能登半島地震の被災地域では
未だに断水状態が続くエリアがあり
仮設トイレを使用しているケースもあるようです。
水が使えないことで、衛生環境も悪化し
これから気温が高くなる季節は特に注意が必要です。
住宅会社として
避難生活になってしまう自宅の倒壊や半壊など
危険度の高い状態にならないよう
地震の揺れに強い住宅を目指さなければなりません。
まず、どのような住宅が地震の被害が大きかったのか
能登半島地震から半年で研究結果が出ています。
その内容を調べてみました。
震災被害と築年数の関係
能登半島地震後の調査によれば
1981年以前の建物の約5割が全壊または半壊し
2000年以前の建物では約3割が大きな被害を受けました。
一方で、2000年以降に建てられた建物では
被害は1割未満でした。
この差は、1981年に導入された耐震基準が
大きな役割を果たしていると考えられます。
しかし、2000年以降の建物でも3割に
扉の開閉不具合などが見られ
これが大きな被害につながる可能性があります。
地域による被害の違い
車で1時間ほどの距離にありながらも
震度が同じ程度で被害に差が出た地域がありました。
全壊・半壊が5割以上に達した一方
同じ揺れでも隣の町では被害は2割程度にとどまりました。
この違いの原因は、被害が大きかった地域では
前年にも震度6強の地震を経験しており
そのダメージが蓄積していたためと考えられます。
近年、地震の本震だけでなく余震も多数発生しており
これが建物にひずみやダメージを蓄積しているようです。
耐震基準
1981年以前: 旧耐震基準
1981年6月1日以降: 新耐震基準
2000年6月1日以降: 2000年基準
現行の2000年基準は、1981年の新耐震基準から
・地盤調査の実施
・接合部の金物使用
・耐力壁のバランス
の3つの項目が追加されています。
しかし、「新耐震基準」とは言え
これは43年前の基準であり
その後の阪神大震災、東日本大震災や
熊本地震などのデータは反映されていません。
したがって、これらの基準を満たしている建物でも
経年劣化による「ひずみ」や「ひび」など注意が必要です。
耐震等級
2000年基準から導入された耐震等級は以下の通りです。
【耐震等級1】
阪神淡路大震災クラスの震度6~7程度の揺れでも
「倒壊しない」ことを想定
【耐震等級2】
耐震等級1の1.25倍の地震に耐えられる
災害時に避難所として使用される学校などの公共施設は
この基準を満たす必要があります。
【耐震等級3】
耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる
災害時も活動拠点となる消防署や警察署がこの基準。
2016年の熊本地震では耐震等級3の建物では
大きな損傷は見られなかったとのことです。
経年劣化によって倒壊のリスクも
耐震化に目を向けるだけでなく住宅の断熱化も重要です。
住宅内部に湿気がたまると、木材や建材が腐食したり
カビが生えたりして構造の強度が低下します。
断熱化により住宅内の温度と湿度を適切に保つことで
湿気の侵入を防ぎ、建物の経年劣化を遅らせます。
耐震と断熱を備えたハイブリッド住宅
久留米市で唯一、梅原建設が手掛ける
LIXILの「スーパーウォール工法」は
強度の高いモノコック構造で建設されています。
モノコック構造とは、建物全体が一体となって
荷重を支える方式であり
その名はギリシャ語の「mono(ひとつの)」と
フランス語の「coque(貝殻)」を組み合わせたものです。
貝殻は自然界で非常に強度が高い構造物として
知られており、この名前からもその強さが連想されます。
この技術は自動車や航空機の設計にも採用されており
「スーパーウォール工法」に応用されています。
モノコック構造の住宅は、優れた耐震性と耐久性を持ち
建物全体が一体化しているため
地震の揺れを均等に分散し、局部的な破損を防ぎます。
このため、建物全体の耐震性が向上します。
スーパーウォールは29年の歴史を持ち
数々の震災や水害、津波や竜巻などの
大規模災害にも耐え抜いてきました。
高い気密性能のおかげで、津波や浸水の被害も
最小限に抑えられたという報告もあります。
さらに、高い気密性能、高断熱と
計画換気のシステムにより
内部の温度と湿度をコントロールし、結露を防ぎ
カビやダニが発生しにくい環境を作り出します。
これにより、住宅の強度と美観
そして家族の健康が保たれます。
高い気密性能を確保するには
隙間のない高い技術と厳しい測定による
気密チェックが必要です。
梅原建設は長年の歴史の中で多様な現場を経験し
お客様に最良の住宅を提供するために
高断熱・高気密の住宅が最適であると結論付けました。
このような住宅を建てるには
現場での強いこだわりが必要であり
建設後も定期的な点検とサポートが不可欠です。
高断熱・高気密の住宅は品質が高く
そのため保証も手厚くなります。
梅原建設が建てる住宅は災害に強いだけでなく
品質も高いため、最上級の保証が実現します。
建物初期保証は20年、住宅設備保証は10年であり
24時間365日対応の電話サポートも提供されています。
これだけの保証が実現できるのも
自社だけでなく第三者機関のチェックにより
長期保証が担保できるのも
安心で安全な品質の高い住宅だからこそです。
最近の猛暑も災害級と言われます。
梅原建設が建てる住宅ならエアコンの冷気を保ち
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